BIGBANGという奇跡の原点 I'M SO SORRY BUT I LOVE YOU 다 거짓말 耳に残る黒鍵のイントロで始まり 、心臓の鼓動のような小刻みなビートとラップを中心に構成されるこの曲は、2007年、BIGBANGデビュー1年後にリリースされ空前の大ヒットを記録した。 このイントロとサビの「I’m so sorry but I love you」を聴いたことのない人は韓国にはいないと言い切れるほど爆発的に売れた。まさに、5人組の バンドが大衆に認知された瞬間だった。 同時に、この曲のヒットは Hip-HopとR&Bという音楽ジャンルが大衆に認められた瞬間も意味している。もし韓国現代音楽史なり K-POP史なりを誰かが作るとしたら、この曲を外すことはありえないだろう。 曲自体が大ヒットしたことはもちろんだけど、『LIE』はBIGBANGにとって非常に思い入れ深い一曲でもある。 当時人気絶頂のWonder Girlsとコラボしたり、 仮面舞踏会のテーマでオーケストラの演奏をつけて歌った壮大なステージもあって、 2011年には圧巻の アコースティック版も披露して、 デビュー10周年記念企画のトリも、やはり、この曲。 『LIE』のスタイルを踏襲して、さらにバランスのとれた作品『 Haru Haru 』が1年後に生まれたことも、この曲の重要性を物語っている。 歌詞 の面でも、この曲からは バンドの歴史が感じられる。 『 Haru Haru 』で 愛に耐えられず崩壊する男、 『Stupid Liar』 で 女の嘘に振り回される愚かな男、 『 Blue 』で 過去の恋に執着する男、 『Bad Boy 』で 愛の責任から逃げる卑怯で弱い男、 『 Loser 』で 孤独と絶望に苛まれる男。 ” 愛にもがき苦しむ不器用で哀れな男 ”という、BIGBANGの名曲に登場する男の原点もまた、この『LIE』なのだ。 君を忘れたくて どうあがいてみても、 飲めない酒を飲んでも 君がいない一日は長すぎる 君がいないと、 俺は 笑うことも
格の違いを見せつけた まさに王者の貫禄 BIGBANG10 年目の実力 " 動くな 撃つぞ" 『 Bang Bang Bang 』は今回の MADE アルバムの 1 番のダンスナンバー。前回のアルバムでいうと『 Fantastic Baby 』的なポジション。そこで、この2曲を比較してみたい。 氷・電気・ガス vs 炎・毒・爆発 『 Fantastic Baby 』のテーマは 氷・電気・ガス だった。 アルバムジャケットになったカプセルと呼吸器のイメージとか、 MV では氷が溶けて、電流が入り乱れて、ガスマスク集団が現れる。「バキュンバキュンバキュン」の部分は韓国語では「氷」を意味する「 얼음(オルム) 」。 対する『 Bang Bang Bang 』のテーマは、炎、毒、爆発って感じ。裸の男、装甲車、黒と赤、銃声、雄叫びにさけび声。より豪快に、より野蛮に。 踊れ vs 動くな 歌詞に関しては、「踊れ!」と歌った『 Fantastic Baby 』に対して『 Bang Bang Bang 』は「動くな!」。この真逆な2つのテーマに、 BIGBANG の二大ダンスナンバー風神雷神が誕生した感を覚える。 曲はというと、 久しぶりにテヤンで始まる。装甲車に乗った屈強な男たちの真ん中で、ピンクの髪と攻撃的な目つきが、この曲がただのノリノリソングにならないことを教えてくれる。 そこに TOP のラップが続く。テンポに拍車がかかる。カウボーイハットに宇宙飛行士にと、彼の独特な感性を見せつける。 火をつけろ、お前を狂わせたいと、地面から現れるスンリ のパートでボルテージは最高潮。 そこに、 GDの「 총 맞은 것처럼 ( チョン マジュンゴチョロン ) 」の一言で、一気に落下。ジェットコースターみたいに急降下。なんだこのドロップ。 サビは、「バーン バーン バーン」とか言うだけで、歌いすらしない。なんだこの音、なんだこの余裕。なんなんだ、この貫禄。 デソン はあまり見せ場なく『 Fantastic Baby 』のスンリを踏襲したような演出のみ。というか、彼に関しては MADE アルバム全体を通して、あまり見